スノーピークエントリーパックTTは購入して2年以上が経ちました。家族4人でキャンプへ行く時は必ず持っていくテントです。色んなキャンプ場へ行き一緒にキャンプしてきたお気に入りのテントです。自信を持って初心者にもおすすめ出来るテント。今回はスノーピークエントリーパックTTの良いところ悪いところを紹介します。
スノーピーク エントリーパックTTの仕様
スノーピークと言えばお高いイメージですがスノーピークが初心者向けに安い価格でテープとセットで販売したテントがこのエントリーパックTTになります。なのでスノーピークでは考えられない値段設定になっています。
通常テントでも6万円以上が当たり前のスノーピークですがタープもセットで49,800円です。激安のビギナースターターセットですね!それでいて耐水性1800mmとスノーピーク品質はそのままのお得なパックとなっています。
基本スペック
材質 | [テント] 本体/75Dポリエステルタフタ、PUコーティング耐水圧1,800mmミニマム・テフロン加工、UV加工インナーテント/68Dポリエステルタフタ、ボトム/210Dポリエステルオックス、PUコーティング耐水圧1,800mmミニマム・フレーム/A6061(φ13mm) [ タープ]本体/210Dポリエステルオックス、PUコーティング耐水圧1,800mmミニマム・テフロン加工、UV加工 |
重量 | テント / 7.9kg、タープ / 7.9kg |
収納サイズ | テント / 66×25×25(h)cm、タープ / 80×17×22(h)cm |
セット内容 | [テント]テント本体、フレーム長(×1)、フレーム短(×2)、ジュラルミンペグ(×24)、自在付ロープ(2.5m×4、2.0m×8)、リペアパイプ(×1)、キャリーバッグ、フレームケース、ペグケース [タープ]セット内容/タープ本体、コネクションテープ、スチールポール(280cm、240cm)、スチールペグ30(×8)、自在付ロープ(二又用10m×2、3m×2、2m×2) 、キャリーバッグ、ポールケース、ペグケース |
テント・タープのサイズ
小川張りするとかなり大きい事が分かります。
実家で試し張りした時の画像
家と比べてもかなり大きい事がわかって頂けると思います。その分テントの中は家族4人で寝ても広々してとても良いです。
エントリーパックTTの良い所
●シルエットがかっこいい
●お値段がお手頃でヘキサタープ付き
●家族でゆったり使える十分な広さ
●フライヤーだけで使用すればシェルターとして使用出来る
●小川張りを前提に考えたコネクションテープ付き
●撥水テフロン加工UVカット加工やアフターフォローがスノーピーク品質
エントリーパックTTを選んだ理由
私が選んだ理由は当時まだ初心者に毛が生えたくらいの知識しかなかった私が家族4人で長く使えるテントを探していました。その時にスノーピークの動画をみてこれだ!と思いました。その動画がこちら スノーピークYouTubeチャンネルより
これを見ちゃうと欲しくなりますよね!このテントのシルエットがなんとも言えないのです。
小川張りしたヘキサタープとヴォールトの組み合わせがかっこいい!ただ自分のテントが好きな人みたいになってますがこのシルエットがかっこいいと思ってくれる方が他にもたくさんいると思っています笑
そもそも小川張りとは??
上の写真の様にタープとテントのつなぎ目を重ねて張る張り方です。元々はOgawaキャンパル提案した張り方なので小川張りと呼ばれるそうです。雨の日などには人気の高い張り方です。メリットとしてはテントからタープへの移動が濡れずに行える事、その上前室を組み合わせたりするとスペースと有効使用出来る事がメリットです。エントリーパックTTはこの小川張りをしやすい様工夫されているパックだと思います。
エントリーパックTTの設営(小川張りバージョン)
設営はとても簡単です。フライヤーを広げポールを3本入れ、あとはテントの前の位置を決めペグダウン。後ろへ伸ばしテントを立ち上げます。テントを張りつつそれぞれの角をペグダウンしプラスチックフックをポールに付ければ完了。慣れるまでは時間がかかりますが慣れれば30分かからず設営出来ます。
テントの位置が決まったらテントの入り口に合わせてタープを設営するのが良いです。慣れればどちらでも大丈夫なのですが私はテントから設営する方がサイトに合わせて設営出来るのでやりやすいと感じました。タープを張る時はテントの前のポールに被るように(タープの後ろが前のポールと真ん中のポールの間くらい)設営するとちょうど雨に濡れずテントとタープを移動出来る位置になります。
エントリーパックTTには小川張り用のコネクションテープがついている
エントリーパックTTにはコネクションテープがついています。通常小川張りをするにはタープの端をガイロープで結びテントの後ろのポールまで伸ばしてやる必要があります。
ですがエントリーパックTTのコネクションテープを使用するとタープからポールまでを簡単に伸ばしてつなぐ事が出来とても小川張りしやすい仕様になっています。
シェルターとしても使える
ヴォールトをインナーテントを張らずに使用するとシェルターとして利用できます。
肌寒い季節や日差しがキツい日にキャンプするときはリビングスペースとして利用するのもアリ!ヴォールトのインナーテントはかなり大きいので人数が少ない時はわざとインナーテントを使用せず中に小さいテントを張りヴォールトをシェルターとして使用するのも1つの方法です。
エントリーパックTTの残念なところ
ちょっと大きい…
エントリーパックTTは小川張りをするとかなり大きいテントとタープになると思います。そのため区画サイトではかなりサイトを選ぶ事になります。
一般的な区画サイトの大きさは
8m✕8m(64㎡)
10m✕10m(100㎡)
10m✕12m(120㎡)
などが一般的。エントリーパックTTを小川張りで使用すると16×8で128㎡の広さが必要になります。区画サイトでエントリーパックTTを使用したいのであれば事前にキャンプ場に確認する必要があると思います。フリーサイトであってもこれだけの大きさを確保するのは大変なので広い平面のフリーサイトキャンプ場が良さそうです。
ですが別に小川張りにこだわらなければ大き目の区画サイトならサイトレイアウトを考えれば設営出来ると思います。私が区画サイトを利用する時は予約時になるべく大きい区画をお願いする様にしてレイアウトを工夫すれば設営出来なかったなんて事はありませんでした。
サイトが狭くなってしまった場合
タープとテントのサイトレイアウトを考えるのはもちろんですがヴォールトを設営する時、テントの前じゃなく後ろをギリギリにペグ打ちして後ろから立ち上げてくるのも1つの手段です。そうする事でサイトを端から端まで有効利用する事が出来ます。
ガイロープはちゃんと張る方がいい
ヴォールトはそこまで風には強いテントとは言えないと思います。ポールが横に3本と設営を簡単にした分風の耐性は弱い方だと思います。私は設営中に突風が吹いてポールが折れた事があります。
ですが心配する事はありません。スノーピーク品質!ちゃんとガイロープを張る様にすれば急風にも耐えられる様に設計されています。設営時のポイントとしてはテントの後ろから風を受ける様に設営すれば風の影響が少なくて済みます。
スノーピークエントリーパックTTを2年以上使用した感想
品質、値段から考えてもとてもいいテント、タープのセットだと思います。個人的には安いんじゃない?と思うほど。初心者にもおすすめ出来るテントタープです。2年以上使用して撥水効果が少し落ちている様にも思いますがまぁ経年劣化は仕方ないです。もう少し使用したらテントクリーニングに出そうかなぁと考えています。その他、縫い目がほつれてきたや生地が破れてきたなどの部分はありません。
ポールは一度折れちゃいましたが!笑 いい経験でした。それにスノーピークで良かったです。アフターサービスが充実しておりすぐに修理して返送して頂けました。今後も我が家の頼もしい仲間として大切に使っていきたいと思います。
ご家族でキャンプをお考えの方はぜひエントリーパックTTをご一考ください!
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