テントで薪ストーブを使用し冬も息子と快適にキャンプに行こうという思惑でテント薪ストーブを使いたいその1、その2、その3検討を重ねて来ました。
週末のキャンプに向け最終準備をして行こうと思います。
薪ストーブのインストール最終準備
煙突をもう少し延長したい
前回90cm巻き煙突を作り延長しましたが元々150cmなので240cmです。実際にサーカスTCに入れてみないと分かりませんが予定より短い事が想定できます。
これでは流石に幕からの距離が近いので怖いです。前回の巻き煙突が上手く出来たのであと30cmは延長したいので追加で巻き煙突を作りました。
使った材料はこちら(前回と同じ)
30cmなのでそのまま持って行くためにニップルに固定してしまいます。
固定にはこれを使いました。ステンレスバンドです。配管などの固定に使われるバンドで強力に固定できまず外れる事はありません。
このバンドはラチェット式になっており人力よりかなり強く締め付ける事が出来ます。バンドの先を棒の穴に通し
ハンドルを矢印の方法にカチカチするとどんどん締め付けてくれます。
ステンレス板をニップルに固定します。締めたら余っている部分を切断します。
上下にニップルを固定し真ん中にもステンレスバンドで固定。カラビナをつけ煙突ガード(幕よけ)の固定とガイロープでの固定も出来るようにしました。
テントの保護を考える
今回準備した煙突ガード(幕よけ)はこちら
Φ75mmだと少し小さいのですが他の煙突ガードは巻き煙突の部分で固定が難しそうだったのでこれにしました。来シーズン正規品の煙突で延長が出来れば新たに考えたいと思います。
安全対策として煙突ガードと幕の間にスパッタシートを挟み幕を保護する予定です。
煙突ガードは金属製なので輻射熱で高温になりますがスパッタシートを挟む事で金属の幕よけが直接テントに触れないように考えました。
一酸化炭素中毒の対策を考える
一酸化炭素中毒とは?
空気中の一酸化炭素(CO)を吸い込む事で起こる中毒症状の一種です。一酸化炭素(CO)は酸素よりもヘモグロビンとの結びつきが強いため一酸化炭素(CO)を吸い込むとヘモグロビンが一酸化炭素(CO)と結びつき酸素を身体に運べなくなる症状です。一酸化炭素(CO)は色も臭いも無く気体なので気づかないうちに中毒になる危険があります。
一酸化炭素(CO)中毒の最初の症状は風邪に似ていて、なかなか気づきにくく、次第に頭痛、吐き気がしてきて、手足がしびれて動けなくなり、重症になると、人体に強い機能障害を起こしたり、意識不明になって死にいたることもあります。
一酸化炭素中毒がどれだけ怖いのか分かっていただけたと思います。ではどれくらいの一酸化炭素濃度で症状が出るのでしょうか?
一酸化炭素濃度 一酸化炭素中毒 症状 0.04% 400ppm 1~2時間で前頭痛、2.5~3.5時間で後頭痛 0.08% 800ppm 45分で頭痛、めまい、吐き気、2時間で失神 0.16% 1600ppm 20分で頭痛、めまい、吐き気、2時間で失神 0.32% 3200ppm 5~10分で頭痛、めまい、30分で致死 0.64% 6400ppm 1~2分で頭痛、めまい、10~15分で致死 空気中の一酸化炭素(CO)濃度と中毒症状(作業環境測定便覧より)
とあります。濃度が高くなるにつれて危険度が増していくので早めの換気が必要だと分かります。
でも眠ってしまうと適度な換気を行う事が出来ません。もちろんベンチレーションは開けて設営しますがそれだけで大丈夫なのか不安なので一酸化炭素警報機を購入しました。
今回購入した一酸化炭素警報機はこちら
1つでもいいと思ったのですが命に関わる事なので2つ購入してみました。寝てる間に電池切れなどが起こっても大丈夫なように安全対策です。
キャンプ用ではないですが両方2000円ほどで壁に備え付けタイプです。
Mistart 一酸化炭素 警報機 COアラームは説明書が英語で真ん中のボタンを押すとピピッとはなるもののすぐに画面が暗くなり測定出来ているかどうか分かりません。
AONSO 一酸化炭素警報機 COアラームは説明書が日本語だったので分かりやすかったです。電源を入れるとピピっとかなり大きめの音が鳴りカウントダウンが始まります。キャリブレーションでしょうか?
警報機の動作実験
両方とも電池を入れボタンを押すだけで測定可能ですが本当に動くのか心配なので実際に動作するのか調べたいと思います。
密封状態の容器の中でろうそくを燃やし一酸化炭素濃度が表示されるのか実験です。
10分くらいで一酸化炭素濃度が上がってきました。最初に反応したはAONSOの方です。液晶が光って見えにくいですが40ppmと表示されています。
15分後AONSOが100ppmを超えました。Mistartの方にも表示が出てきました。Mistartは40ppmとAONSOが105ppmです。
このあとAONSOが150ppm超えたあとでろうそくが消えてしまいこれ以上は測定できませんでしたがAONSOの方が感度が高いという事が分かりました。
一酸化炭素警報機の実験考察
- 一酸化炭素警報機の感度は大きく違う
- MistartとAONSOではAONSOの感度が高い
- 一酸化炭素警報機は2つ以上で測定するのが望ましい
測定結果としては測定器の感度には大きな違いがある事が分かりました。AONSOの方が感度が高いので商品としてはAONSOがおすすめです。
AONSOの方が説明書も日本語なので使いやすいと思います。説明書には300ppmで警報がなり始めるとあるので大事に至る前に換気が出来ると思います。
一酸化炭素の質量は空気よりほんの少し軽いので少し高い位置に設置するのが望ましいと思います。
薪ストーブを使う準備が完了
明日薪ストーブとテントを持ってキャンプ行ってきます!テント溶かさないように気をつけてキャンプしたいと思います。
設営時間や最終どういう風に設営したのかを報告したいと思います。テントが溶けたら溶けたで報告しますね!笑 ですが明日は息子をつれて行くので安全第一でキャンプしてきます。
皆さんのキャンプLifeの参考になれば幸いです。
コメント
[…] テントで薪ストーブを使いたい!その4【最終準備】テントで薪ストーブを… […]