キャンプの燃料問題を解決したい その3

雑記

前回は大量の薪を割る準備を整えましたがまだ問題が発生!今回はその問題を解決したいと思います。前回の記事はこちら↓

キャンプの燃料問題を解決したい その2
前回広葉樹の薪割りに苦労しました!今回は玉切り台、チェーンソー、油圧式薪割り機を導入したので紹介します。
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前回起きた問題

・玉切り台の足が広がっていく
・50cm未満の木が切りにく
・油圧式薪割り機の動きが悪い

まぁどれもマニアックな問題なんですが素人が薪を量産しようと思うと解決しておきたい問題です。特に玉切りはチェーンソーを使うので使い勝手が悪ければ怪我にも繋がる可能性があります。危険な作業なので安全重視で行きたいと思います。

 

玉切り台を改良する

足が広がってしまう問題

矢印の部分をストッパーにして広がりを制限していますが素材が木なので重い物を乗せると食い込んでしまい足が広がってくるという現象が起きていました。金属で作ればこんな問題は起こらなかったんですが加工とコストを考えると木が便利です。

解決方法として今回は足にロープを張ることにしました。

足に穴を開けてロープを張ることで足が開かないようになり重い木を載せても安定するようになりました!

 

50cm未満の木が切れない問題

前回安易に幅を50cmで作ったので30〜50cmの木が切れないという頭の悪い現象が起こっていました。そこでそれを解消すべく足をもう1本追加しました!

これで全ての木材を30cmに切り揃える事が出来ます!

2つを改善した事で玉切り台は安定しチェーンソーが使い易くなりました。玉切りが捗っております!^^

 

油圧式薪割り機の改修をする

前回の記事で油圧式の薪割り機をオークションサイトで購入したと書きましたが使っていると急に動きが遅くなりました。まだ一度しか使っていないのでなんとか改修をしたいと思います。私の職業は診療放射線技師なので医療や電気系のことなら分かるのですが油圧システムの事は専門外です。ツイッターで『油圧機器で動きが遅くなった時にどんな原因が考えられますか?』と質問したところ二人のフォロワーさんから「油圧アブラが足りてないでは?」と回答を頂きました。なんでも知ってる人がいるんだなーと感心しながら油圧について興味が湧いてきました!油圧と言うだけに油が入っているとは思っていましたがどんな役割なのか分からずに使用していたので油圧システムについて調べました。

調べたところ中学の理科で習ったパスカルの原理が利用されている事がわかりました!懐かしいなw

パスカルの原理とは、ブレーズ・パスカルによる「密閉容器中の流体は、その容器の形に関係なく、ある一点に受けた単位面積当りの圧力をそのままの強さで、流体の他のすべての部分に伝える。」という流体静力学における基本原理である。wikiより

簡単に言うと柔らかい地面に同じ重りをおいた時に

面積が大きい方が地面は凹まないですが面積が小さいと凹みます。この原理を分かり易く応用したのがかんじきです。

 

雪が積もっているところを普通の靴では足が埋まってしまいますがこれをつけると雪に足が沈みません。これがパスカルの原理です。この原理をさらに応用したものが油圧システムに使われています。

油圧システムの構造は上の図のようになっています。F1の力で押すとF2=(面積B/面積A)F1と言うことになります。面積が2倍になると力も2倍になるという事になります。この筒の中(黄色の部分)を油で満たしたものを油圧システムと言うそうです。と言う事は油圧式薪割り機の中には相当量の油が入っていてその油が流動する事で作動していることになります。油圧システムでは油がかなり重要な役割なのは分かりました。

ここで全く関係ない疑問が湧いてきました!中の油は水でもいいのでは?なぜ油なのでしょうか?油圧じゃなくても水圧でも同じ効果がありそうです。

調べたところ機械に水を入れると錆びる事、温度によって粘稠度が変化する事、0℃以下の環境では凍ってしまうから油が使用されるようです。なるほどそりゃ油がいいわ!考えた人賢いなぁ!と色々と納得したのでさっそく薪割り機の油圧システムのオイル交換をする事にしました!

今回使用したオイルはこちら!

重要なのはISO VG32というところ。VG32は工業用潤滑油ISO粘度グレードでこれを間違うと動きが悪くなってしまう事もあるので機械にあったオイルを入れてください。私が使っている油圧式薪割り機のメーカーさんがYouTubeにオイル交換の方法をあげてくれていたのでこれを参考にオイル交換をしました。もし同じ薪割り機をお使いの方がおられましたらオイル交換の際はぜひ参考にしてください。

 

オイル交換するとドロドロのオイルが出てきました…オイル交換に必死で写真撮り忘れたのですが言い表すならドレッシングかな?ぐらいの汚れた油が2Lほど出てきました。その後オイルを入れましたがオイルを入れるとオイルゲージの規定値まででほぼ4L全部入ってしまいました。出てきたオイルが2Lくらいだったのでやはりオイルが全然足りてなかったのが原因だったと思います。

オイル交換後は動きが速い速い!サクサク動きます。パワーも上がった気がします!これで油圧式薪割り機の動作不良も改善出来たので薪割りが捗ります。

和コーポレーションさんとツイッターでリプくれた方に感謝です。

 

キャンプの燃料問題を解決したい その3まとめ

今回は問題だった玉切り台の改善と油圧式薪割り機の改修を行いました。どちらもかなり使いやすくなって今後の作業も楽になりそうです。今後の目標としてはキャンプに持って行く用の薪割り台の作成とあとは炭!木から炭を作りたいと思います。炭もキャンプでは重要な燃料の1つです。竃ゴロ治郎になろうと思います!笑

炭といえば大きいかまどでずっと火を絶やさないように職人さんが何日もかけて作るイメージですが私も一度炭焼きに挑戦したいと思います。上手く出来るようになれば炭も買い足す事なくキャンプに行ける^^ 上手く出来たらまた記事にしたいと思います。

 

 

 

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