テントで薪ストーブを使用し冬も息子と快適にキャンプに行こうという思惑でテント薪ストーブを使いたいその1、その2と検討を重ねて来ました。
今回はその2で問題になった薪ストーブの煙突をどう出すのか?という問題を解決したいと思います。
サーカスTCから煙突を出すには?
薪ストーブの煙突出す方法は基本的に2種類
●煙突を縦に長くして上から出す方法
●煙突を横から出す方法(横引き)
横引きの方がテント内が広く使えますが煙突を長くしないといけません。横引きの場合縦の煙突の長さと横の長さを2:1以上にしないとドラフト(上昇気流の効果)が少なく煙が逆流する可能性があります。1:3以上がいいという方もおられます。
ちびストーブの場合1本目と2本目の煙突が決まっているので横引きは難しそうです。1本目だけじゃなく2本目も本体に固定出来るようになっていてこれによりかなり煙突が固定され安定します。無理に接続すれば横引きも出来そうですが今回は煙突を上に伸ばして出そうと思います。
サーカスTCから上に出すには煙突が1m以上短い
この画像をあげたところ皆さんから教えて頂いたことは煙突が短すぎるということでした。テントから煙突を出す場合、下の方の煙突は温度が高いため危険だということでした。
薪ストーブの構造に中子がないと幕に火の粉が落ちることも想定して幕から出た煙突も長めにする必要があると教えて頂きました。
中子はストーブについている火の粉が煙突に入らないようについている仕切板のようなものという事でした。中子について調べたのですがどういうものかはっきり分かりませんでしたがちびストーブの中に煙突口の前についていました!
これが中子と言われるものだと思います。これがある事で煙突へ火の粉が入りにくくなるという事でした。
中子がついていたとしてもちびストーブの煙突の長さは150cmなのでテントと同じくらいの高さを目指すと少なくとも1mは足りません。急いで煙突を注文しないといけません。
売り切れ…この時期だとそりゃそうですよね。ちびストーブの煙突はΦ75mmというかなり特殊なサイズ。ネットでかなりΦ75mmの煙突を探しましたが見つかりませんでした。
代わりになりそうなのが銅板のスパイラルダクトがΦ75mmでしたが1.2kgと重いです。Φ75mmは空気ダクトのサイズなのかもしれません。やはり素材はステンレスが軽くて良さそうです。
そこで自分で作ることにしました。ステンレスの薄い板を丸め円柱にして煙突に利用しようと思います。
巻き煙突材料
- ステンレス板 1枚 0.1×600×900mm
- ホースバンド(ステンレス製)
- ダクトニップルΦ75mm
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巻き煙突作り方
巻き煙突の作り方は簡単
ステンレス板を巻いてホースバンドで止めるだけ
理論上は75mmの円周なので24cmあれば筒状にはなるのですが強度が心配なので今回は二重になるように60cmのステンレス板を使用しました。
煙突の中程に巻き煙突を挟む予定なので強度を強くする事を想定して見ました。
薪ストーブに取り付けてみます。
接続部もワイヤー型のホースバンドで補強してみました。なかなかいい感じです。揺すってみたりもしましたが思ったより頑丈で煙突の役割を十分果たしてくれそうです。
これのより150cmの煙突が240cmになりました。もう少し高くてもいいですが次回は煙突の固定方法と幕よけについて検討してみたいと思います。
巻き煙突をDIYのまとめ
延長の煙突が高かったり売り切れだった場合巻き煙突がおすすめです。径のサイズや長さの調整は必要ですが0.1mmのステンレス板を二重にすれば煙突として問題ない強度だと思います。丸めて径の調整だけなので時間も15分くらいでできました。今回の90cmの煙突延長で費用は約3000円でした。
煙突の延長をお考えの方はぜひ巻き煙突での延長も検討してみてはいかがでしょうか?
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