自閉症の子供はどんな風に世界が見えているのでしょうか?
それを体験できるメガネを作ってみたので折り鶴をおってみました!
自閉症の子供が見ている世界を体験出来るメガネ
りんはキャンプの時いつも頑張ってお手伝いしてくれています。ですが不器用なところもあり1つ1つの事が出来るようになるまで時間がかかります。りんの見えている世界はどんな世界なのでしょう?
りんの担当の作業療法士の先生から自閉症の子供が見えている世界が体験出来ると言われているメガネの作り方を教えてもらったので私も作って体験してみたいと思います。
りんは1つの事に集中すると周囲が見えていないように感じる時があります。その感覚を疑似的に体験出来るメガネです。
メガネの作り方
材料はこちら
- 透明のPETボトル2本
- サランラップ
- 防塵メガネ
道具はメジャー(物差し)、マジック、カッターナイフ、ハサミ、テープ
作り方
PETボトルに口から10cm12cmの位置にラインを引きます。
防塵メガネにつける糊代部分を残しカッター、ハサミを使い10cmのラインで切り取ります。
PETボトルが切れたらサランラップをPETボトルに巻きます。
サランラップが巻けたら防塵メガネにPETボトルを取り付けます。
防塵メガネにPETボトルを取り付ける時は中心がよく見えるようにバランスをとって取り付けて下さい。
完成です!
メガネをつけ実際に折り鶴を折ってみる
今回は手先の感覚を制限するために作ったメガネをつけた上に手袋を2枚はめます。メガネをつけて手袋をつけましたが視界が狭く手袋をつけるのも至難の業。
メガネの作成から折り鶴を折るところまで動画にしたのでぜひ見てください。
折り鶴を折るのも2倍以上時間がかかった上に出来上がりもダメダメでした。
今回の体験をしてみて
正直途中で「これ無理やわ」と投げたしたくなりました。見えない事で折り紙の上下が分からなくなり普段なら冷静に判断出来るところも訳が分からなくなり混乱してしまいました。結局教えてもらい間違えたところを修正して完成。
りんが普段こういう感覚で生活しているのかというのが体験出来てとてもよかったです。
自閉症の子供の教育
今回体験してみてりんの気持ちが少しだけわかるように思いました。それと凄く時間がかかる事も分かりました。
私は自閉症の子供の教育については特別な知識がある訳ではないですが今までりんと一緒に生活していて気長に粘り強く指導しないといけないと思ってきましたが今回体験をしてりんのモチベーションをコントロールしてあげる事も考えないといけないと思いました。
視野が狭く手先の感覚が少ない状況で何かを出来るようになる事は非常に困難です。時間がかかるだけじゃなくめげそうになります。その気持ちを汲んでアドバイスをして導いてあげる事が大事だと思います。
今回体験して貴重な経験が出来たのでこれからもりんと色んな事に挑戦したいと思います。自閉症の子供に関わる事がある方はぜひ作って体験してみてはいかがでしょうか?
コメント