新型コロナウィルスの感染が毎日、ニュースで話題になっています。今まで病院でも武漢への渡航歴や武漢の人との接触歴などを注意していましたが13日に国内で初、感染経路が不明な感染者も出ています。これはいつどこで誰が感染しているか分からないという状況です。
国立感染症研所長「感染を止めるのが難しい」
「国内発生の早期というのが共通認識。SARS(重症急性呼吸器症候群)、MERS(中東呼吸器症候群)に比べると、無症状や潜伏期の患者からの感染があり、感染を止めるのが難しい」 ※毎日新聞より
もう感染は止められないという事です。こうなると自分と家族を守るのは自分しかいません。幸い新型コロナウィルスの感染対策は難しくありません。今回は簡単に出来るコロナウィルス感染対策について紹介したいと思います。
感染経路を考えて予防する
国立感染症センターのホームページには医療関係者向けに新型コロナウィルス感染対策を出しています。そこには
とあります。
標準予防策とは
標準予防策とは汗を除く全ての血液、体液、分泌物、排泄物、傷のある皮膚、粘膜は感染性がある物として対応する事で患者および医療従事者の感染リスクを低減する為に実施する予防方法です。
例えば家で家族がインフルエンザになった場合はこの標準予防策はかなり有効です。家で使えるなんちゃって標準予防策は「家族が風邪になった時の対応」という記事を参考にしてください。
実は先週から息子がインフルエンザになっておりますがこの方法で家族への感染は防げております。
接触、飛沫とは?
接触、飛沫とは感染経路の事です。主に感染経路と言われる物には3種類あります。空気感染、飛沫感染、接触感染です。
ウィルスや微生物の直径5μm以下だった場合、空気中を浮遊し空気の流れにより拡散するような感染様式をを空気感染と呼びます。空気感染で感染する病気は結核や麻疹。
飛沫感染とは感染者の咳やくしゃみ、会話などにより飛散した病原体から感染が起こる事を飛沫感染と言います。ウィルスや微生物の直径が5μmより大きいため飛散するのは約2m以内であると言われています。今回の新型コロナウィルスやインフルエンザ、風疹などが飛沫感染すると言われています。
接触感染とは患者と直接接触あるいは患者が使用した物品や環境表面(ドアノブや手すりなど)との間接接触により感染する事を言います。接触感染する病気はエボラウィルスなどのウィルス性出血熱、結膜炎、ノロウィルス、ロタウィルスなどがそうです。
今回の新型コロナウィルスは飛沫感染と接触感染が感染経路となります。
新型コロナウィルスに有効な対策
では実際、飛沫感染と接触感染では具体的にはどんな経路で感染に至るのでしょうか?
飛沫感染でいえば人混みや電車バスなどの閉鎖空間でくしゃみや咳などでウィルスが飛沫した際に吸い込んでしまう場合や感染した人と会話した時など。接触感染でいえば咳やくしゃみなどで汚染されたドアノブや手すりなどを触ってそれが食事や顔を触った時に粘膜から感染するケースなどが考えられます。
こういったケースを考えた時にやはり1番有効なのは
手洗いとマスクです!これにつきます。
手洗いで注意する事は手を洗うタイミングです。
食事やおやつなど食べる前には手を洗う
手に明らかな汚れがない場合はアルコール消毒を玄関でするのが良いです。もちろん外食をする場合は食事が運ばれてくる前に手を洗う事も重要。席についた時点でアルコール消毒するのが良いです。今は持ち運び出来るアルコール消毒が出ているのでそれを利用しましょう!あと外では鼻や口、目など粘膜がある場所はむやみに触らないように気をつける事も大事です。
大勢人が集まるようなイベントなどは参加を見送る
不特定多数の人が集まるようなイベントは参加を見送れるようなら見送るのもありだと思います。実際にイベントなどの開催を見送る企業なども出てきています。
人混みや電車、バスなどの閉鎖空間ではマスクが有効だと思います。
マスクが品切れ状態
マスクが有効だといいながら現状使い捨てマスクが品切れ状態です。マスクがない場合はガーゼマスクやハンカチなどでも効果はあるので近くで咳やくしゃみをしている人が近くにいたら1m以上離れハンカチで鼻や口を押さえましょう!それだけでも完璧ではないですが効果はあるとされています。
マスクが品切れ状態です。100均素材で使い捨てマスクの作成方法を考えました。
新型コロナウィルス感染予防対策
新型コロナウィルスは感染力が強いとされていますが予防は難しくありません。手洗いとマスクで防ぐ事が可能です。
この状況が早く落ち着く事を祈りながら感染予防をこまめに頑張りましょう!新型コロナウィルスの影で流行っているインフルエンザ予防にもなります。
厚生労働省HPより
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