キャンプに行くようになり料理用やバトニング用にナイフを買いました。やはり使用していると切れなくなってきます。そこでナイフを研ごうと素人ながら研ぐ方法を勉強したので自分の記録がてら紹介したいと思います。
研ぐ事は素人ですが素人の私が研いでもある程度切れるようになります。
1.ナイフの形状を考える
私が持っているナイフはオピネル#09とモーラナイフ Companion Heavy Duty MG あとナイフではないですが斧があります。キャンプに持っていく刃物はこの3本です。初心者がキャンプに行くならこの3本があれば十分ではないでしょうか?
それぞれの刃の形状を考える
フラットグラインド
オピネル#09の形状です。刃が全体的に細くコンパクトなナイフに多い形状です。料理などに向いている形状です。
スカンジナビアングラインド
モーラナイフの形状です。北欧のナイフに多い形状です。物を割るのに優れた形状で刃の厚みもありバトニングにも使えます。息子がバトニングに使っているのはこのナイフです。それでいてフェザーと作ったり料理を作ったりにも使えるオールマイティな形状だと言えます。
コンベックスグラインド
ハマグリのような形状の刃です。斧や鉈はこの形状です。下の図の用に物を割るのに適した形状です。ですが初心者には非常に研ぎにくい形状です。
2.刃のどこを研ぐの?
研ぐというのはどこを研げばいいんでしょうか?
刃先がこうなればいいのだろうか?
刃部(プライマリーベベル)と小刃(セカンダリーベベル)
刃部をプライマリーベベルといい。刃先を小刃セカンダリーベベルといいます。切れ味を戻すにはこのセカンダリーベベルを鋭利にすれば切れ味は復活します。これはフラットグラインドだけではありません。スカンジグラインドやコンベックスグラインドでも同じです。
スカンジグラインドにもよくみるとセカンドベベルがついています。スカンジグラインドにはセカンダリーベベルは無いように見えますが実はちゃんとあって意識して研ぐ方が刃保ちは良くなると思います。
通常はセカンダリーベベルを研ぐようにし、セカンダリーベベルが鈍角になってきたらプライマリーベベルも研ぎ調整するのがいいと思います。
3.砥石は何がいいの?
砥石は何がいいんでしょうか?ナイフ用の砥石もあるのですがやっぱり家の包丁も研げるように普通の包丁用砥石でいいと思います。
砥石は粗砥石#80〜220 中砥石#400〜1500 仕上げ砥石#3000〜と種類があります。粗砥石は刃がかけた時などに使う砥石です。切れ味を戻すなら中砥石を使う事をおすすめします。
具体的には#1000と仕上げ用に#3000#4000があれば十分だと思います。
初心者の方は平面保持力の高いシャプトン砥石やナニワ超セラ砥石がいいと読んだ事あるのですがお高いので私はAmazonで評価が高い砥石を使っていますがちゃんと研げてると思います。
シャープナーはダメなのか?
シャープナーもダメじゃありません。手軽にセカンダリーベベルを研げるのでお手入れが簡単になります。ただシャープナーだけではプライマリーベベルの調整が出来ず限界があるかもしれません。個人的には研いでる感じしなくて面白く無いです^^;
4.実際に研いでみよう!
研ぐ時は角度が大切
砥石とブレードの角度は45°くらいにしてセカンダリーベベルを砥石に平行になるように研ぎます。
10°〜15°になるように研ぎます。大切なのはその角度をキープしながら研いでいかないといけません。研ぐ時は切っ先から研ぎ始め左手は研ぎたい所に添え押さえて研いでいきます。刃が手前にある時は押す時に力を入れて刃が向こう側にある時は引く時に力を入れて研ぎます。
手元は研ぎにくいのでナイフを90°にして研いでいきます。
研いでいくと研ぎ汁が出ますが洗い流さずそのまま研いでいきます。
うまく研げると『かえり』が出来ます。指でさわるとバリが出てるのが分かります。バリが出てたらうまく研げている証拠です。
こんなイメージです。
包丁には角度をキープするために補助具がありますこれでかなり研ぎやすくなります。ですが包丁の補助具はナイフには大きすぎて使えません。
モーラナイフは刃がしっかりしてるので研ぎやすいんですがオピネルを柄から外した状態だとかなり角度をキープして研ぐのは難しいです。なので補助具の代わりになるものは無いかと色々ためしてみたのですがオピネルなど小型のナイフならこんな感じで
ファイルをとめているプラスティックのやつが
ちょっと不安定ですが一応角度も12、3°でキープ出来ます。
皆さんもやりやすいやり方を見つけて研いでみてください!
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